オリンパスE-1

2003年発売
重量660g  X接点1/180 ファインダ視野率100%・倍率0.96倍 レリーズタイムラグ0.08秒

ZD50mm/f2を装着した状態
オリンパスE-1

左側がそぎ落とされた形態で、縦位置撮影に有利
オリンパスE-1

 オリンパスE-システムの1号機です。

 E-1を選んだ理由は以下のとおりです。

@レンズも含めて防塵防滴のシステムが組めること(川やスキンでは水圧はあまりかかりませんので、少々水没しても影響を受けない機材が最適)

A防塵防滴ボディとしては最軽量(本体660g)で、レンズなども含めて小型軽量がはかられること

B高性能なマクロレンズが期待できること(ZD50/2マクロなど)

Cフォーサーズ素子だと被写界深度が稼げること(科学的写真を指向という目的に添っている)

 画素数は500万画素と少ないのですが、吐き出す画は階調感に優れ、官能的と言おうか、生物の質感まで表現できるような気がします。商業的には成功しなかったようですが、所有・使用している人にとっては非常に満足度の高いカメラだと思います。

 X接点は1/180となっていますが、実際には1/250でも同調します。

 フォーサーズは素子が小さいため、水中写真では最も重要な要素であるファインダが小さいという欠点があるのですが、E-1は非常に明るくてピントの山が掴みやすく、実用上の問題はありません。

 E-システムの防塵防滴は相当強力なようで、不注意によるハウジングの破損でかなり水(淡水ですが)が入ったことがあるのですが(液晶あたりまで水没)、カメラ、レンズとも全く影響を受けませんでした。

 コントラストの低い水中では、できるだけ多くの情報を残すことが重要で、撮影は必ずRAWで行っています。


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